祭壇について
祭段・仏具
岡山地域では、年忌法要やお盆などに、祭段を安置して荘厳にお祀りする風習があります。
祭段をお祀りし、丁寧な供養をすることでご先祖さまも喜ばれることでしょう。
仏具の種類と祀り方
祭段の祀り方の一例を紹介いたします。
祭段
祭段の寸法は90cm、120cmの2サイズがあります。
お床の寸法に合わせてお選びください。
仏具
五具足、打鳴、段盛、高月、霊具膳、打敷、導師布団、廻し香炉など
祭段に必要な仏具も種類を豊富にご用意しております。
ご予算に応じてお見積もりいたしますので、お気軽にご相談くださいませ。
床掛軸
祭段を設置してお祀りする際に必要な掛軸です。
床掛軸は宗派により種類が異なります。
また、印刷、手書き、表装の仕方、生地の種類により価格が違ってきます。
ご仏像同様に、実際にご覧になってお選びいただくことをお奨めいたします。
岡山県では古くから、お盆の折に祭壇をお飾りし、ご先祖様の精霊をお迎えします。
それは、先祖供養に熱心な地域性が表れており、今も続く美しい風習です。
また、年忌のご法事、四十九日法要などにも祭壇を使用します。
ご先祖さまの大切に思う、美しい日本の伝統、岡山の伝統を受け継ぎ、丁寧な供養を
行うことでご先祖さまに対しての敬う気持ちを心から表したいものです。
祭壇用仏具
祭壇用の仏具で代表的なお品を掲載しています。
祭壇仏具一例
写真は一例です。各店にて豊富な祭壇仏具を展示しております。ご予算とお好みでお客様と一緒に最適なお道具をお選びいたします。
祭壇
祭壇の骨組み。板に厚みがあり、しっかりとした造りで耐久性があります。
打敷
祭壇に掛ける錦。金襴の色や柄はお好みでお選び下さい。
朱、紺、うぐいす色、金色系など様々です。
床掛軸
ご本尊掛軸。仏画は手書、半手書、印刷など。。生地や仕立など見所多数です。
具足
花立、火立、線香立、香炉は真鍮製のお品を主に使用します。獅子の装飾が掛かったもの、象の装飾、シンプルな形など種類が豊富です。
打鳴
祭壇用の大き目の打鳴(リン)です。本体、リン台、リン布団、リン棒、リン棒台を揃えます。
茶台セット
陶器の湯呑みを茶台の上に置き、お供えします。お供えするときは蓋を外してください。
段盛
木製、朱塗り、金箔仕上げの三段盛。小判せんべい、お菓子、果物などをお供えします。
霊具膳
ご飯、汁物、煮物、酢物、香物、五種の品をお供え。ご本尊様用、仏様用の2膳を用意します。2膳入子の場合、大きいお膳を本尊様用に右側へ、小さいお膳を仏様用に左側へお供えします。
高月
お供え物をする台。 半紙、懐紙を三角に折って敷き、果物やお菓子・御饅頭などをお供えします。
経机
リン、線香立など手元で使う道具を置きます。防炎加工をほどこした経机錦があると、安全にお使い頂けます。
導師座布団
お寺様専用の座布団です。金襴座布団、夏用イグサ座布団、両面使えるリバーシブル(金襴・イグサ)がございます。
►お盆、年忌法事、四十九日法要などに祭壇をお飾りします。
お盆時期の飾り方
お盆時期の祭壇は、7月の終わり頃から準備しましょう。
家紋提灯など、お盆提灯も一緒にお飾りしてご先祖様の精霊をお迎えします。
また、お寺様が棚経(盆経)に来られるご家庭は、事前にお飾りして準備を整えます。
►祭壇の両脇にお盆提灯をお飾りします。(写真は家紋提灯)
►初盆の御供で頂いた提灯は全てお飾りしましょう。
掛軸、仏具の修復 ― 掛軸、段盛、霊具膳などの修理・修復
大切な高級仏具を末永くご愛用いただける、修復・修理。
掛軸や仏具の修復は岸佛光堂へお任せください。
掛軸
►破れ、折しわ、シミなどの状態を綺麗に修復致します。新しく仕立てる金襴の生地はお好みで選ぶことができます。修復することで大切なご本尊掛軸を末永くお祀りいただけます。
段盛
►黒塗り・朱塗りの木製の場合、下地から塗り替え、金箔押し直し、破損部分の補填などをして、末永くご愛用いただけます。
霊具膳
►黒塗り・朱塗りの木製の場合、下地から塗り替え、破損部分の補填などをして、綺麗にしあがります。