お彼岸について
お彼岸について
お彼岸の由来
インドの古語で「パーラミター」の漢訳で「到彼岸」の略であるといわれ、極楽浄土という理想郷を意味しています。迷いや苦悩に満ちた「此岸<しがん>」に対して、理想の彼方の「彼岸」ということです。
仏教では、悟りをひらいた人は、彼岸にたどり着くことができるとされています。仏教行事のなかでも、もっとも仏教思想をふまえた行事であるといえます。
お彼岸のしきたり
春の彼岸は3月20日(春分の日)、秋の彼岸は9月23日(秋分の日)を中心に、それぞれ前後3日の七日間となっています。春分の日・秋分の日を彼岸の中日と呼びます。
彼岸は太陽が真東から昇り真西に沈み、昼と夜の長さが同じになります。そして、迷いと悟り、この世とあの世、現実世界と理想の世界の接する日でもあるといわれています。
今日、自分があるのはご先祖さまのお陰であるということに感謝をし、自らも彼岸(理想の彼方)に到達できるように礼拝する期間です。お仏壇やお墓を美しく整え、お花やお供え物をして、家族そろってご先祖様を供養してください。
お彼岸 | |
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準備する仏具 | 特に準備するお道具はありませんが、仏壇やお墓を美しく整え、 しっかりとお供えをし、いつもより丁寧な供養を心がけて下さい。 |