お仏壇の再生修復の実績(金仏壇)
お仏壇の再生修復の実績
金仏壇 修復例
種 類 | 金仏壇 | 仕 様 | 本金箔、本金粉仕上げ | 作業日数 | 約65日 |
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規 格 | 30号 広島型 | 年 数 | 約30年前 | 参考代金 | 1,620,000円 (税込) |
寸 法 | 高176cm×巾96cm ×奥行70cm |
作業日数、代金はお仏壇の状態、大きさ等により異なります。
正面開き
分解可能なところまで分解し、汚れ・ヤニ・ススを取り除くために「洗い」を行いました。洗い後は表面の塗り・金箔・金粉・蒔絵を剥がすために研磨を行い、同時に木地を滑らかにして、傷・ヘコミ・焦げ跡などを補修しています。木地の状態に戻し、下地塗り、仕上げ塗り、研磨を行います。新品と同じ手法・工程を経て再生しました。
正面閉じ
長い年数が経っているため、塗りの剥がれ、金具のサビなどが目立っていました。金具は再利用できるものは、再メッキし、利用できないものは同等品へ新調しました。
正面障子閉じ
障子の組子の壊れた箇所は補修、または使うことが出来ない組子は一式新調しました。金箔押し、金具取付を行い、新品のような輝きが戻りました。
空殿
彫り細工、屋根の枡組(ますぐみ)など細かな箇所も分解し、補修、下地、塗り、金箔押しをほどこしました。金箔本来の輝きが戻りました。「洗い」・「洗浄」という作業だけでは、隅々まで綺麗になりませんので、再生修復をおすすめいたします。
欄間
欄間は金粉仕上げでしたので、同様に金粉を蒔き、淡い彩色を復元させました。
内部
黒塗り部分、金箔押しの部分も妥協なく綺麗に作業しています。ほとんど新品の仏壇のような状態に修復できています。
内部の棚
棚まわりの金具は同等品へ新調もしくは、再メッキをしました。また、引き違い戸の蒔絵を復元しています。全て日本人の蒔絵師による丁寧な仕事です。
内部側面
長い年数、毎日手を合わせ、御供え物などし、お手入れをしていると金箔が剥がれてきます。木地の状態にまで戻して、新品と同じ手法で仕上げるので、ご購入当時の輝きを取り戻すことができました。側面板(金箔)と棚の間の細かな幾何学模様も蒔絵をほどこし、再生しました。
※掲載写真および修復事例は全て(有)岸佛光堂での施工例です。掲載写真および掲載内容の転用、転載はご遠慮ください。