お仏壇の再生修復の実績(唐木仏壇)
お仏壇の再生修復の実績
唐木仏壇 修復例
種 類 | 唐木仏壇 | 仕 様 | 紫檀厚板貼り | 作業日数 | 約45日 |
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規 格 | 22号 台付 | 年 数 | 約30年前 | 参考代金 | 439,000円 (税込) |
材 質 | 紫檀 | 寸 法 | 高172cm×巾77cm× 奥行68cm |
作業日数、代金はお仏壇の状態、大きさ等により異なります。
正面開き
分解可能なところまで分解し、汚れ・ヤニ・ススを取り除くために「洗い」を行います。洗い後は表面の塗装を剥がすために研磨を行い、同時に木地を滑らかにして、傷・ヘコミ・焦げ跡などを補修します。下地塗装、仕上げ塗装をすると新品と同じような質感となり、大変綺麗に仕上がります。
正面閉じ
扉の戸板などお仏壇の表面はヤニ・ススなどの汚れが付着しやすく、経年すると白くなったり、艶が無くなります。また表面の塗装も劣化するので、「洗浄」や「洗い」だけでは綺麗になりません。再生修復することで艶やかな表面にしあがっています。
正面障子閉じ
障子の組子など細かな箇所も丁寧に洗い、壊れている箇所などを補修、仕上げ塗装を行っています。
障子の中の黄ばんだ紗(しゃ)も張り替えました。
扉止め
紫檀製の豪華な扉止め細工も綺麗に再生できました。現在のお仏壇ではあまり見られなくなった貴重な仕様です。ホコリが溜まりやすい箇所も綺麗になります。
欄間
欄間は「お仏壇の顔」といえる部分です。紫檀の豪華な彫り欄間でした。出来るだけホコリを取り除き、艶を出した仕上げにすることで、美しさが戻りました。
内部の棚
最も使用頻度の高い内部の棚です。通常は扉を開けっ放しにすることが多いので、ホコリ・ヤニ・ススが溜まりやすい箇所です。洗い、研磨して塗装を剥がし、焦げ跡・キズ・ヘコミを補修しました。最終仕上げで綺麗に塗装しています。
障子
障子は軸と組子を分解し、洗いを行いました。軸の角のホコリ、組子の間のホコリなどは分解して洗う作業が最も綺麗になる方法です。中に挟み込んでいる紗(しゃ)を張り替えると見違えるような美しさになります。
膳引き
焦げ跡やすり傷、ヘコミが多いので補修作業を入念に行いました。補修作業を丁寧に行うことが仕上り具合を決める重要な要素です。
引出し
引出しは内部表面がかなり劣化していました。お仏壇の表面と同様に、洗い・補修・下地・仕上げ塗装をほどこしました。
内部引出し
桐材の部分は色変わり、虫糞などのしつこい汚れが付着していましたので、桐材部分は全て新しく作り直しました。手前の紫檀部分は再利用しています。
※掲載写真および修復事例は全て(有)岸佛光堂での施工例です。掲載写真および掲載内容の転用、転載はご遠慮ください。